6月の盆栽の手入れ
枝が固まる伸びすぎた枝を切り戻して形を保ちます。さつきは花後すぐに剪定し、黒松は中旬から芽切りの時期です。梅雨の蒸れに注意します。
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どの樹にも共通すること
梅雨の蒸れを防ぐ
風通しのよい場所に置き、長雨が続くときは軒下へ。受け皿に水をためないようにします。
樹種グループ別の手入れ
時期は関東の平地の目安です。寒い地域は春の作業を2〜3週間遅らせ、冬の準備を早めます。水やりの回数は目安で、土が乾いたかを見て与えます。
松柏類
黒松・五葉松・赤松・真柏・杜松など
- 水やり
- 乾いたときだけ。雨が続いても葉に遮られて土が乾いていることがあります
- 置き場所
- 風通しのよい棚。長雨のときは軒下へ(五葉松は湿りすぎと蒸れに弱い)
- 肥料
- 6月中旬ごろまで。黒松・赤松は芽切りの前に止めます
今月の作業
芽切り黒松・赤松
元気な樹だけ、春に伸びた芽を元から切ります(黒松は6月中旬〜7月上旬、赤松は6月上旬〜中旬)。切った後は水と肥料をやや控えめにします。
芽摘み真柏
伸びた新芽を整えます。真夏の暑い時期は控えます。
芽切り杜松
ハサミで伸びた芽を切ります。
雑木類
もみじ・欅・ニレケヤキ・イチョウなど
- 水やり
- 乾いたときだけ。水を好むので、晴れ間は乾き具合をこまめに見ます
- 置き場所
- 風通しのよい棚。長雨のときは軒下へ
- 肥料
- 6月中旬(梅雨前)ごろまで
今月の作業
伸びすぎた枝の切り戻しオリーブ以外
勢いよく長く伸びた枝を軽く切り戻して、全体の形を保ちます。
葉刈りもみじ・楓・欅・ニレケヤキ
元気な樹だけ、葉を切り取って二番芽を出させると葉が小さくそろいます。植え替えた年や弱った樹には行いません。
花後に軽く整えるオリーブ
花が終わった6月下旬ごろに、勢いよく伸びた枝を軽く整える程度にします。肥料も花後に置きます。
花もの
梅・長寿梅・桜・藤・椿・サルスベリなど
- 水やり
- 乾いたときだけ。晴れ間は乾き具合を見ます
- 置き場所
- 風通しのよい棚。長雨のときは軒下へ
- 肥料
- 6月中旬ごろまで
今月の作業
花芽ができ始める藤・サルスベリ以外
多くの花ものは、初夏から夏に翌年の花芽を作ります。軽く整える程度にとどめ、7月からは枝先を強く切りません。
長寿梅の花後の剪定長寿梅
春の花が終わった枝や長く伸びた枝を、2〜3芽を残して切り戻します(5〜6月)。
つるを切る藤
長く伸びたつるは、付け根から2〜3芽を残して切ります。9月まで、伸びるたびに繰り返します。
初夏の花夏椿・クチナシ
夏椿やクチナシが咲く時期です。
実もの
姫りんご・南天・ウメモドキなど
- 水やり
- 乾いたときだけ。晴れ間は乾き具合を見ます
- 置き場所
- 風通しのよい棚。長雨のときは軒下へ
- 肥料
- 梅雨前まで
今月の作業
初夏の切り戻し姫りんご・りんご
勢いよく長く伸びた枝を軽く切り戻します。7月以降は強い剪定を避けます。
花を雨から守る南天
6月ごろに咲く花が雨に当たると実がつきにくくなります。咲いている間は雨の当たらない明るい軒下に置きます。
花の時期実もの
ウメモドキは6月ごろに花が咲きます。雌木だけでは実がつきにくいので、雄木があれば近くに並べます。
さつき
さつき・つつじ
- 水やり
- 乾いたときだけ。細い根が表面近くに張り、乾燥に弱いので晴れ間は必ず見ます
- 置き場所
- 風通しのよい棚。長雨のときは軒下へ
- 肥料
- 花後の剪定のあと、6月下旬〜7月上旬にお礼肥を置きます
今月の作業
花がら摘みと花後の剪定
花が終わったらすぐに。遅くとも6月中〜7月上旬までに済ませます。7月ごろから枝先に翌年の花芽ができ始めます。
芽の整理
1か所から車輪のように出る新芽は、伸ばしたい向きの2本ほどを残して元から切ります。
針金かけ
剪定の後の6〜7月が向いています。枝が硬く折れやすいので少しずつ曲げます。
室内向き
ガジュマル・フィカスなど
- 水やり
- 乾きやすく、ほぼ毎日。屋外では朝に与え、葉にも水をかけます
- 置き場所
- 屋外の日なた(慣らしてから)。長雨のときは軒下へ
- 肥料
- 固形肥料を月に1回ほど。または薄めた液体肥料を2週間に1回ほど
今月の作業
植え替えは今月まで
根を土の上に出して見せたいときは、1回の植え替えで1〜2cmほどにします。
剪定・葉刈り
葉が大きくなりすぎた元気な樹は、葉を半分ほど切り取ると、次の葉が小さくそろいます。
6月に見頃の樹種
- さつき花 5〜6月
- 夏椿花 6〜7月
- クチナシ花 6〜7月
- バラ花 5〜6月・10〜11月
見頃は一般的な目安です。品種や地域、その年の気温で前後します。
6月に見頃の盆栽
価格・在庫は各ショップの商品ページでご確認ください。