2月の盆栽の手入れ
芽が動く前剪定の仕上げと、植え替えの準備の月です。下旬になると、もみじや梅など早いものから植え替えの時期に入ります。
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どの樹にも共通すること
植え替えの準備
用土をふるいにかけて細かい粉を落とし、鉢・鉢底の網・固定用の針金をそろえておきます。
鉢土の凍結を防ぐ
小さな鉢ほど凍りやすいので、北風の当たらない軒下や棚の下段、発泡スチロール箱に入れます。
樹種グループ別の手入れ
時期は関東の平地の目安です。寒い地域は春の作業を2〜3週間遅らせ、冬の準備を早めます。水やりの回数は目安で、土が乾いたかを見て与えます。
松柏類
黒松・五葉松・赤松・真柏・杜松など
- 水やり
- 乾いていれば2〜4日に1回程度。晴れた日の午前中に与えます。常緑なので冬も乾きます
- 置き場所
- 屋外の日当たりのよい棚。小さな鉢は北風の当たらない軒下へ
- 肥料
- 与えません
今月の作業
針金かけ
冬の針金かけはこの月までが目安です。真柏も2〜3月が針金の時期です(厳しい寒さの日は作業しません)。
枝の整理真柏
込み合った枝や内側に向かう枝を付け根から切って透かします。枝先に葉を残して切ります。
植え替えの用土をそろえる
松柏類は水はけをよくした土(赤玉土6〜7:桐生砂3〜4)を使います。
雑木類
もみじ・欅・ニレケヤキ・イチョウなど
- 水やり
- 乾いたのを確かめて、晴れた日の午前中に。2〜4日に1回程度
- 置き場所
- 屋外の寒風の当たらない場所
- 肥料
- 与えません
今月の作業
冬の剪定の仕上げオリーブ以外
芽が動く前に済ませます。もみじの太い枝はこの月までに。
植え替えの始まりもみじ・楓・山椒
芽がふくらみ始めたら(2月下旬〜)植え替えの時期です。
オリーブの剪定オリーブ
春の芽吹き前(2月中旬〜3月)にまとめて剪定します。花と実を楽しみたい年は、枝先の切り戻しを控えめにします。
花もの
梅・長寿梅・桜・藤・椿・サルスベリなど
- 水やり
- 乾いたのを確かめて、晴れた日の午前中に。2〜4日に1回程度
- 置き場所
- 屋外で寒さに当てます。霜と寒風は避けます
- 肥料
- 与えません
今月の作業
梅の花後の剪定梅
花が終わったらすぐ(2月下旬〜3月)、枝を切り戻します。切った後に伸びる枝に、夏の間に翌年の花芽ができます。
植え替え梅・長寿梅・桜
芽が動き出す前の2月下旬から植え替えの時期です。
サルスベリの剪定の適期サルスベリ
前の年に伸びた枝を、付け根から1〜2芽を残して切ります。芽が動き出してからは切りません。
藤の冬の剪定藤
花芽を残し、葉芽だけの長い枝を切り詰めます。
冬は切りすぎない梅・藤・サルスベリ以外
花芽を落とさないよう、切るのは枯れ枝や明らかな忌み枝にとどめます。
実もの
姫りんご・南天・ウメモドキなど
- 水やり
- 乾いたのを確かめて、晴れた日の午前中に。2〜4日に1回程度
- 置き場所
- 屋外。北風と鉢土の凍結を避けます
- 肥料
- 与えません
今月の作業
冬の剪定の仕上げ姫りんご・りんご
花芽を確かめながら枝を整理します。
植え替え姫りんご・りんご
芽が動き出す前の2月下旬〜3月が適期です。
主な剪定実もの
ウメモドキなど、春に伸びた枝に花が咲く樹は、芽が伸びる前の2〜3月に伸びすぎた枝を2〜3芽残して切り詰めます。
さつき
さつき・つつじ
- 水やり
- 乾いたのを確かめて、晴れた日の午前中に
- 置き場所
- 屋外の寒風と霜の当たらない軒下など
- 肥料
- 与えません
今月の作業
植え替えの用土をそろえる
さつきは酸性の土を好むので、鹿沼土を単用するか、鹿沼土を主に赤玉土を少し混ぜます。
枝先は切らない
花芽を抱えている時期です。
室内向き
ガジュマル・フィカスなど
- 水やり
- 表面が乾いて2〜3日たってから。暖かい日の午前中に、室温に近い水を与えます
- 置き場所
- 室内の明るい窓辺。夜は窓から離します
- 肥料
- 与えません(生長期の5〜9月に与えます)
今月の作業
夜の冷え込みに注意
暖房を切った夜の窓際の冷えが、冬にいちばん多い失敗です。
鉢を回す
光の来る方向に枝が伸びるので、1〜2週間に一度、鉢を回して全体に光を当てます。
2月に見頃の樹種
見頃は一般的な目安です。品種や地域、その年の気温で前後します。
2月に見頃の盆栽
価格・在庫は各ショップの商品ページでご確認ください。