1月の盆栽の手入れ
休眠樹が休んでいる時期です。水やりは乾いてから晴れた日の午前中に。落葉樹の剪定と松柏の針金かけに向いています。
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どの樹にも共通すること
水やりは午前中に
夕方に与えると、夜のうちに鉢の中が凍ることがあります。
鉢土の凍結を防ぐ
小さな鉢ほど凍りやすいので、北風の当たらない軒下や棚の下段、発泡スチロール箱に入れます。
樹種グループ別の手入れ
時期は関東の平地の目安です。寒い地域は春の作業を2〜3週間遅らせ、冬の準備を早めます。水やりの回数は目安で、土が乾いたかを見て与えます。
松柏類
黒松・五葉松・赤松・真柏・杜松など
- 水やり
- 乾いていれば2〜4日に1回程度。晴れた日の午前中に与えます。常緑なので冬も乾きます
- 置き場所
- 屋外の日当たりのよい棚。寒さに強いので外で越せます。小さな鉢だけ北風の当たらない軒下へ
- 肥料
- 与えません
今月の作業
針金かけ真柏以外
樹の動きが止まっている時期で、枝の向きを整えるのに向いています。
針金かけは2月から真柏
真冬の厳しい寒さの時期は枝が折れやすいので、針金は2〜3月にかけます。
枝の剪定真柏以外
枝を切る剪定は、樹液の動きが少ない冬が基本です。込み合った枝や交差する枝を元から切ります。
雑木類
もみじ・欅・ニレケヤキ・イチョウなど
- 水やり
- 乾いたのを確かめて、晴れた日の午前中に。2〜4日に1回程度
- 置き場所
- 屋外。細い枝先が寒風で傷みやすいので、寒風の当たらない場所に
- 肥料
- 与えません
今月の作業
冬の剪定オリーブ以外
葉が落ちて枝の流れが見やすい時期です。混み合った枝・内向きの枝・重なる枝を元から切り、残す枝は2〜3芽を目安に切り戻します。
太い枝は2月までにもみじ・楓
もみじは春が近づくと切り口から樹液が出やすくなるので、太い枝の剪定は2月までに済ませます。
霜と寒風を避けるオリーブ
冬に葉がまとまって落ちるのは寒さや霜が原因のことがあります。軒下や無加温の室内に移します。
花もの
梅・長寿梅・桜・藤・椿・サルスベリなど
- 水やり
- 乾いたのを確かめて、晴れた日の午前中に。2〜4日に1回程度
- 置き場所
- 屋外で寒さに当てます。霜と寒風は避け、暖かい室内には入れません(花芽が目覚めにくくなります)
- 肥料
- 与えません
今月の作業
梅の花を楽しむ梅
早い品種は1月から咲きます。室内に飾るなら玄関など涼しい場所に、数日から1週間ほどまで。咲き終わった花がらは摘みます。
冬咲きの椿椿
寒椿など早咲きの品種が咲く時期です。寒風を避け、花がらを摘みます。
冬は切りすぎない藤・サルスベリ以外
形を整えようと冬に切ると、花芽ごと落とすことがあります。切るのは枯れ枝や明らかな忌み枝だけにします。
藤の冬の剪定藤
丸くふくらんだ花芽を残し、細い葉芽だけの長い枝を切り詰めます。
サルスベリの剪定サルスベリ
落葉後〜3月の休眠期が剪定の時期です(芽が動く前の2〜3月が適期)。
実もの
姫りんご・南天・ウメモドキなど
- 水やり
- 乾いたのを確かめて、晴れた日の午前中に。2〜4日に1回程度
- 置き場所
- 屋外。冷たい北風の当たる場所と、鉢土が凍りやすい場所は避けます
- 肥料
- 与えません
今月の作業
冬の剪定姫りんご・りんご
花芽を確かめながら、伸びすぎた枝や混み合った枝を整理します。
冬の実を楽しむ南天・千両・万両
南天・千両・万両の赤い実が見頃です。鳥に食べられやすいので、軒下に置くか目の細かいネットをかけます。
正月飾りの後は屋外へ南天・千両・万両
室内に飾るのは三が日ほどにして、屋外に戻します。暖かい室内に長く置くと、実がしなびたり葉が落ちたりします。
さつき
さつき・つつじ
- 水やり
- 乾いたのを確かめて、晴れた日の午前中に
- 置き場所
- 屋外の寒風と霜の当たらない軒下など
- 肥料
- 与えません
今月の作業
太い枝の剪定・針金かけ
樹形を大きく変えるなら休眠中の冬に。枝が硬く折れやすいので、無理に曲げず少しずつ形を付けます。
枝先は切らない
花芽を抱えて冬を越しています。枝先を切ると翌年の花が減ります。
室内向き
ガジュマル・フィカスなど
- 水やり
- 表面が乾いて2〜3日たってから。暖かい日の午前中に、室温に近い水を与えます
- 置き場所
- 室内のレースカーテン越しの明るい窓辺。夜は窓際が冷え込むので、部屋の中央寄りへ移します
- 肥料
- 与えません(生長期の5〜9月に与えます)
今月の作業
夜の窓際と暖房の風を避ける
最低気温が5℃を下回ると葉が傷み始めます。暖房の風が当たる場所も乾燥で葉が落ちます。
葉水
エアコンで乾燥する室内では、霧吹きで葉に水をかけると乾燥を防ぎ、ハダニの予防にもなります。
1月に見頃の樹種
- 椿花 12〜4月(品種による)
- 南天実 11〜2月
- 千両・万両実 12〜2月
見頃は一般的な目安です。品種や地域、その年の気温で前後します。
1月に見頃の盆栽
価格・在庫は各ショップの商品ページでご確認ください。