10月の盆栽の手入れ
養分を蓄える秋に蓄えた養分が、冬を越す力と春の芽吹きにつながります。肥料は10月の半ばごろまで。松柏類の針金かけが始まります。
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どの樹にも共通すること
肥料は今月で終える
遅くまで効かせると、枝が冬に向けて固まりきらず寒さで傷みやすくなります。紅葉する樹は色づきも冴えにくくなります。
樹種グループ別の手入れ
時期は関東の平地の目安です。寒い地域は春の作業を2〜3週間遅らせ、冬の準備を早めます。水やりの回数は目安で、土が乾いたかを見て与えます。
松柏類
黒松・五葉松・赤松・真柏・杜松など
- 水やり
- 1日1回から、涼しくなるにつれ1〜2日に1回
- 置き場所
- 日当たりのよい棚
- 肥料
- 置き肥を続け、10月で終えます
今月の作業
針金かけを始める黒松以外
樹の動きがゆっくりになる時期です。五葉松・真柏は10月から、杜松は10月下旬から、黒松は11月からが目安です。
剪定五葉松
混み合った枝、真上や真下に伸びる枝、交差する枝を元から切ります(10〜2月)。
透かし剪定杜松・真柏
込み合った枝を間引いて光を入れます(10〜11月)。
雑木類
もみじ・欅・ニレケヤキ・イチョウなど
- 水やり
- 1日1回。落葉が近づくと乾きがゆっくりになります
- 置き場所
- 日当たりのよい場所。秋の日光が紅葉を色づかせます
- 肥料
- 10月で終えます。遅くまで効かせると紅葉が冴えにくくなります
今月の作業
紅葉に向けてオリーブ・山椒以外
日によく当て、肥料を切り上げておくと、色づきが安定しやすくなります。
花もの
梅・長寿梅・桜・藤・椿・サルスベリなど
- 水やり
- 1日1回から、涼しくなるにつれ間隔をあけます
- 置き場所
- 日当たりのよい場所
- 肥料
- 10月中旬ごろまでに終えます
今月の作業
秋の花長寿梅・バラ
長寿梅の返り咲きや、バラの秋の花が見られる時期です。
蕾の数を整える椿
1か所にいくつもついた蕾を減らすと、花が大きくそろい、蕾落ちも少なくなります。
枝は切らない藤・長寿梅・サルスベリ以外
翌年の花芽ができています。
実もの
姫りんご・南天・ウメモドキなど
- 水やり
- 1日1回から、涼しくなるにつれ間隔をあけます
- 置き場所
- 日当たりのよい場所
- 肥料
- 10月で終えます
今月の作業
実を楽しむ姫りんご・りんご・実もの
姫りんごやウメモドキの実が見頃です。
実を楽しみ終えたら実もの
ウメモドキは、実を楽しみ終えた後の秋(9月下旬〜10月)に肥料を置きます。
さつき
さつき・つつじ
- 水やり
- 1日1回。涼しくなったら乾き具合を見て間隔をあけます
- 置き場所
- 日当たりのよい場所
- 肥料
- 10月で終えます
今月の作業
枝先は切らない
花芽を抱えて冬を越します。
室内向き
ガジュマル・フィカスなど
- 水やり
- 乾き具合を見て、少しずつ間隔をあけます
- 置き場所
- 下旬、夜の気温が10℃を切るようになったら室内の明るい窓辺へ取り込みます
- 肥料
- 与えません(10月以降と冬は休みます)
今月の作業
室内へ取り込む
寒さに弱く、最低気温が5℃を下回ると葉が傷み始めます。
10月に見頃の樹種
- 長寿梅花 3〜5月・10〜11月
- バラ花 5〜6月・10〜11月
- 姫りんご花 4月・実 9〜11月
- りんご花 4月・実 9〜11月
- 実もの実 9〜12月(樹種による)
- もみじ・楓新緑 4〜5月・紅葉 10〜11月
- ニレケヤキ新緑 4〜5月・紅葉 10〜11月
- 欅新緑 4〜5月・紅葉 10〜11月
- ブナ新緑 4〜5月・紅葉 10〜11月
見頃は一般的な目安です。品種や地域、その年の気温で前後します。
10月に見頃の盆栽
価格・在庫は各ショップの商品ページでご確認ください。