8月の盆栽の手入れ
暑さのピーク一年でいちばん水切れしやすい時期です。朝に与えても夕方には乾いていることが多いので、帰宅後にも鉢を見ます。
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どの樹にも共通すること
留守にするとき
2日以上あけるなら、鉢を日陰にまとめ、浅い容器の水に鉢の下3分の1ほどを浸す腰水に。帰ったら普段の水やりに戻します。
夕方の葉水
乾燥を好むハダニの予防になります。土への水やりの代わりにはなりません。
樹種グループ別の手入れ
時期は関東の平地の目安です。寒い地域は春の作業を2〜3週間遅らせ、冬の準備を早めます。水やりの回数は目安で、土が乾いたかを見て与えます。
松柏類
黒松・五葉松・赤松・真柏・杜松など
- 水やり
- 朝に1回。夕方にも乾いていればもう1回。常に湿った状態は嫌います
- 置き場所
- 黒松・真柏などは日なたのまま(照り返しに注意して棚に)。五葉松は午後に日陰になる場所か、すだれの下に
- 肥料
- 真夏は休みます
今月の作業
芽かき黒松
芽切りの後に出た二番芽が多すぎるところは、下旬から2本ほどに減らします(8月下旬〜9月)。
ハダニに注意真柏・杜松
葉の色がかすれたようになったら、葉の裏を確かめます。
雑木類
もみじ・欅・ニレケヤキ・イチョウなど
- 水やり
- 朝夕の2回が目安。水切れすると葉先が茶色く縮れます
- 置き場所
- 午前は日なた、午後は日陰。すだれや遮光ネットで西日と照り返しを避けます
- 肥料
- 真夏は休みます
今月の作業
水切れと葉焼けを防ぐ
夏に傷んだ葉は秋にきれいに色づきません。夏の管理がそのまま紅葉につながります。
花もの
梅・長寿梅・桜・藤・椿・サルスベリなど
- 水やり
- 朝1回、夕方も乾いていればもう1回。翌年の花芽ができる時期なので水切れさせません
- 置き場所
- 午前は日なた、午後は日陰。サルスベリは一日中日の当たる場所に
- 肥料
- 真夏は休みます
今月の作業
花芽の時期は水切れさせないサルスベリ以外
7〜8月の水切れは、翌春の花が減る原因になります。
枝先を切らないサルスベリ・藤以外
翌年の花芽を落とさないよう、強く切りません。
チャドクガに注意椿
8月中旬ごろから再び発生します。素手で触らず、葉ごと切り取ります。
サルスベリの花サルスベリ
早く咲いた房を切ると、夏の終わりにもう一度咲くことがあります。
実もの
姫りんご・南天・ウメモドキなど
- 水やり
- 朝1回、夕方も乾いていればもう1回。水切れすると実が落ちやすくなります
- 置き場所
- 午前は日なた、午後は日陰。強い西日を避けます
- 肥料
- 真夏は休みます
今月の作業
水切れで実を落とさない
出かける前と帰宅後に鉢の乾き具合を見ます。
さつき
さつき・つつじ
- 水やり
- 朝夕の2回。梅雨明けから9月上旬は、帰宅後にも鉢を見ます
- 置き場所
- 午前は日なた、午後は日陰
- 肥料
- 真夏は休みます
今月の作業
枝先は切らない
8月以降は、枯れ枝や明らかに飛び出した枝を取る程度にとどめます。
強い水切れに注意
一度強く水切れさせると、細い根が傷んで葉が落ち、回復に時間がかかります。
室内向き
ガジュマル・フィカスなど
- 水やり
- 乾きやすく、ほぼ毎日。屋外では朝に与え、葉にも水をかけます
- 置き場所
- 屋外の日なた、または明るい窓辺
- 肥料
- 固形肥料を月に1回ほど。または薄めた液体肥料を2週間に1回ほど
今月の作業
葉にも水を
屋外では朝の水やりのときに葉にも水をかけます。
8月に見頃の樹種
- サルスベリ花 7〜9月
見頃は一般的な目安です。品種や地域、その年の気温で前後します。
8月に見頃の盆栽
価格・在庫は各ショップの商品ページでご確認ください。