7月の盆栽の手入れ
夏の暑さ梅雨明けからは水切れを防ぐことがいちばんの仕事です。葉の薄い樹は午後の日差しを避け、鉢を地面やコンクリートから離して置きます。
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どの樹にも共通すること
ホースの水に注意
日なたのホースの中の水は熱くなっています。最初の水は鉢にかけず、冷たくなってから与えます。
植え替えと強い剪定はしない
暑さで根も葉も回復しにくい時期です。針金かけも、枝が太って食い込みやすいので控えます。
樹種グループ別の手入れ
時期は関東の平地の目安です。寒い地域は春の作業を2〜3週間遅らせ、冬の準備を早めます。水やりの回数は目安で、土が乾いたかを見て与えます。
松柏類
黒松・五葉松・赤松・真柏・杜松など
- 水やり
- 梅雨明けまでは乾いたときだけ。梅雨明けからは朝に1回。夕方にも乾いていればもう1回。常に湿った状態は嫌います
- 置き場所
- 黒松・真柏などは日なたのままでよい(床に直接置かず棚に)。五葉松は午前は日なた、午後は日陰に
- 肥料
- 真夏は休みます
今月の作業
黒松の芽切りは上旬まで黒松
切った後は水と肥料をやや控えめにして、二番芽を待ちます。乾かしすぎてしおれさせないようにします。
夕方の葉水真柏・杜松
葉全体に水をかけるとハダニの予防になります。葉が白っぽくかすれたら葉の裏を確かめます。
芽摘みは休む真柏
真夏の暑い時期は芽摘みを控えて、樹を休ませます。
雑木類
もみじ・欅・ニレケヤキ・イチョウなど
- 水やり
- 梅雨明けまでは乾いたときだけ。梅雨明けからは朝夕の2回が目安。水切れすると葉先が茶色く縮れます
- 置き場所
- 午前は日なた、午後は日陰。西日が当たるなら、すだれや遮光ネットで日差しをやわらげます
- 肥料
- 真夏は休みます
今月の作業
夕方の葉水
葉の周りの温度が下がり、ハダニの予防になります。葉水は土への水やりの代わりにはなりません。
切り戻しを続けるニレケヤキ
伸びた枝を、勢いの強いものから切り戻します。
花もの
梅・長寿梅・桜・藤・椿・サルスベリなど
- 水やり
- 梅雨明けまでは乾いたときだけ。梅雨明けからは朝1回、夕方も乾いていればもう1回。翌年の花芽ができる時期なので水切れさせません
- 置き場所
- 午前は日なた、午後は日陰。サルスベリは花つきのため一日中日の当たる場所に
- 肥料
- 真夏は休みます
今月の作業
花芽の時期は水切れさせないサルスベリ以外
梅・桜・椿・藤などは夏に翌年の花芽ができます。この時期に葉を傷めると、翌年の花が減ります。
強い剪定はしないサルスベリ・藤以外
花芽を落とさないよう、枝先は切りません。
サルスベリの花サルスベリ
7月から9月ごろまで咲きます。咲き終わった房をすぐ下の葉の少し上で切ると、脇芽が伸びてもう一度咲くことがあります。
つるを切る藤
長く伸びたつるを、2〜3芽を残して切ります。
実もの
姫りんご・南天・ウメモドキなど
- 水やり
- 梅雨明けまでは乾いたときだけ。梅雨明けからは朝1回、夕方も乾いていればもう1回。水切れすると実が落ちやすくなります
- 置き場所
- 午前は日なた、午後は日陰。強い西日を避けます
- 肥料
- 真夏は休みます
今月の作業
水切れで実を落とさない
夏に一度でも強く水切れさせると、実が落ちたり秋にしぼんだりします。出かける前と帰宅後に鉢を見ます。
強い剪定はしない姫りんご・りんご
翌年の花芽がつくられる時期です。
実の先を軽く切る実もの
実がついたのを確かめてから、実より先に長く伸びた枝だけを軽く切り戻します。
さつき
さつき・つつじ
- 水やり
- 梅雨明けまでは乾いたときだけ。梅雨明けからは朝夕の2回。梅雨明けから9月上旬は、帰宅後にも鉢を見ます
- 置き場所
- 午前は日なた、午後は日陰
- 肥料
- 上旬のお礼肥のあとは、真夏は休みます
今月の作業
剪定は上旬まで
花芽ができ始めるので、それより後に枝先を切ると翌年の花が減ります。
夕方の葉水
葉の色が抜けて細かい斑点が出るハダニの予防になります。
室内向き
ガジュマル・フィカスなど
- 水やり
- 乾きやすく、ほぼ毎日。屋外では朝に与え、葉にも水をかけます
- 置き場所
- 屋外の日なた、または明るい窓辺
- 肥料
- 固形肥料を月に1回ほど。または薄めた液体肥料を2週間に1回ほど
今月の作業
剪定は今月まで
伸びすぎた枝を、2〜3枚の葉を残して切り戻します。
葉にも水を
葉水でハダニを予防します。
7月に見頃の樹種
- 夏椿花 6〜7月
- サルスベリ花 7〜9月
- クチナシ花 6〜7月
見頃は一般的な目安です。品種や地域、その年の気温で前後します。
7月に見頃の盆栽
価格・在庫は各ショップの商品ページでご確認ください。