5月の盆栽の手入れ
新しい枝が伸びる芽摘みと新芽の整理、花ものの花後の剪定が続きます。乾きが急に早くなるので、水切れに気をつけます。
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どの樹にも共通すること
害虫の確認
アブラムシや、新芽を食べる幼虫がつきやすい時期です。水やりのついでに葉の裏まで見ます。
樹種グループ別の手入れ
時期は関東の平地の目安です。寒い地域は春の作業を2〜3週間遅らせ、冬の準備を早めます。水やりの回数は目安で、土が乾いたかを見て与えます。
松柏類
黒松・五葉松・赤松・真柏・杜松など
- 水やり
- 表面がしっかり乾いたら、鉢底から流れるまで。1日1回程度
- 置き場所
- 日当たりと風通しのよい棚
- 肥料
- 置き肥を続けます(1か月前後で古いものを取り除いて交換)
今月の作業
みどり摘み黒松・五葉松・赤松
伸びた新芽の長さをそろえます。五葉松は芽切りをせず、このみどり摘みで伸びを調整します。
芽切りの前に肥料を外す赤松
芽切りをする赤松は、芽切りの1か月ほど前に肥料を取り除きます。
芽摘み真柏
伸びた新芽を指でつまんで整えます。摘みすぎないようにします。
芽切り杜松
針のような葉は指では痛いので、ハサミで切ります(5〜6月)。
雑木類
もみじ・欅・ニレケヤキ・イチョウなど
- 水やり
- 1日1回。芽吹くと急に乾きが早くなります
- 置き場所
- 日当たりと風通しのよい棚
- 肥料
- 置き肥を続けます
今月の作業
芽摘み・新芽の整理オリーブ・イチョウ・ニレケヤキ以外
伸びた芽を摘んで長さを抑えます。
切り戻しニレケヤキ
5月から9月ごろまで、伸びた枝を切り戻して小枝を増やします。勢いの強い枝から順に切ります。
長い枝の切り戻しイチョウ
新しく伸びた長い枝が固まる前に、2〜3枚の葉を残して先を切ります。
花もの
梅・長寿梅・桜・藤・椿・サルスベリなど
- 水やり
- 1日1回。咲いている花には水をかけず、土に与えます
- 置き場所
- 日当たりと風通しのよい棚
- 肥料
- 花が終わった樹は、お礼肥を置きます
今月の作業
花後の剪定サルスベリ・梅・椿以外
花が終わったら、花がらを摘んですぐに剪定します。
伸びすぎた枝を軽く切る梅
樹の形から大きく飛び出した枝を、5〜6月に軽く切り戻します。7月からは強く切りません。
咲き終わった花房を切る藤
花房を付け根で切ります。残すと実ができて樹が疲れます。
芽吹きを待つサルスベリ
サルスベリは芽吹きが遅く、葉が出るのは5月ごろです。枝先を爪で少しこすって緑色が見えれば生きています。
実もの
姫りんご・南天・ウメモドキなど
- 水やり
- 1日1回。花に水をかけず、土に与えます
- 置き場所
- 日当たりと風通しのよい棚
- 肥料
- 花後の置き肥を続けます。実が付いている間は控えめに
今月の作業
摘果姫りんご・りんご
実がたくさんついたら、一つの短い枝に一つを目安に減らします。つけすぎると翌年の花芽がつきにくくなります。
新しい枝は切らない実もの
ウメモドキなどは春に伸びた枝に花が咲くので、5〜6月は切らずに伸ばします。
さつき
さつき・つつじ
- 水やり
- 1日1回。鹿沼土は乾くと白っぽくなるので、乾き具合が見分けやすい土です
- 置き場所
- 日当たりと風通しのよい棚
- 肥料
- 花が咲いている間は与えません
今月の作業
花を楽しむ
5月下旬ごろから咲き始めます。
新芽の害虫
新芽の先が食べられて枯れていたら、幼虫を探して取り除きます。葉が白っぽくかすれるのはツツジグンバイです。
室内向き
ガジュマル・フィカスなど
- 水やり
- 表面が乾いたらたっぷり。生長が始まり、乾きが早くなります
- 置き場所
- ベランダや庭へ。最初の1週間ほどは明るい日陰に置き、少しずつ日なたに慣らします
- 肥料
- 固形肥料を月に1回ほど鉢の縁に。または薄めた液体肥料を2週間に1回ほど
今月の作業
植え替え
気温が十分に上がった5〜6月が適期です。植え替え直後の2週間ほどは肥料を控えます。
剪定
生長が盛んな5〜7月が適期です。伸びすぎた枝を2〜3枚の葉を残して切り戻します。
5月に見頃の樹種
- 長寿梅花 3〜5月・10〜11月
- さつき花 5〜6月
- 藤花 4〜5月
- バラ花 5〜6月・10〜11月
- 山椒新芽 4〜5月
- もみじ・楓新緑 4〜5月・紅葉 10〜11月
- ニレケヤキ新緑 4〜5月・紅葉 10〜11月
- 欅新緑 4〜5月・紅葉 10〜11月
- ブナ新緑 4〜5月・紅葉 10〜11月
見頃は一般的な目安です。品種や地域、その年の気温で前後します。
5月に見頃の盆栽
価格・在庫は各ショップの商品ページでご確認ください。