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盆栽の実がならないとき

実をつけるには、まず花が咲き、そのあと受粉する必要があります。花が咲いていないなら「花が咲かない」を、花が咲いても実にならないなら受粉から見直します。

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今すぐやること

  1. 1花が咲いたかどうかを確かめる(咲いていなければ「花が咲かない」へ)
  2. 2樹種が雌木と雄木の分かれる種類かを、樹種の記事で確かめる
  3. 3花の時期の置き場所(雨に当てていないか)を見直す

季節と置き場所で絞り込む

  • 花は咲いたのに実にならないなら、受粉ができていない可能性が高いです。
  • ウメモドキや老鴉柿など、雌木と雄木が別の樹は、近くに雄木が必要です。
  • 姫リンゴは、別の品種の花粉で受粉させると実がつきやすくなります。
  • 花の時期に長雨に当てたなら、花粉が流れて受粉しにくくなります(南天など)。
  • いったん付いた実が落ちるなら、夏の水切れを疑います。

考えられる原因(多い順)

  1. 01受粉できていない

    多いとき雄木が近くにない(ウメモドキ・老鴉柿)、品種が1つだけ(姫リンゴ)

    確かめ方
    花の付け根が、花びらが落ちたあとにふくらんでいるかを見ます。
    対処
    花の時期に雄木や別品種の鉢を近くに並べます。やわらかい筆で花をなでて受粉を助ける方法もあります。
  2. 02花の時期の雨・水やり

    多いとき梅雨と重なる南天の花、花に水をかけている

    確かめ方
    花の時期に雨に当てていなかったか、上から水をかけていなかったかを思い出します。
    対処
    花の間は雨の当たらない日なたの軒下に移し、水は株元に注ぎます。
  3. 03花のつく枝を切った

    多いとき5〜6月に新しい枝を切った(ウメモドキ)、冬の剪定で花芽を落とした

    確かめ方
    剪定した時期と、どの枝を切ったかを思い出します。
    対処
    花芽がどこにできるかを樹種ごとの記事で確かめ、切る時期と位置を変えます。
  4. 04日当たりが足りない

    多いとき日陰、室内

    確かめ方
    花の数そのものが少なくないかを見ます。
    対処
    日当たりのよい場所に置きます。
  5. 05夏の水切れ

    多いとき7〜8月、小さな鉢

    確かめ方
    いったん付いた実が落ちていないかを見ます。
    対処
    夏は朝夕に鉢を見て、実のついた樹を乾かさないようにします。

関東の平地を想定した一般的な目安です。原因が分からないまま、肥料・活力剤・薬剤をまとめて与えるのは避け、一つずつ変えて様子を見てください。

様子を見てよいとき・すぐ手を打つとき

様子を見てよいとき

  • 花後で、花の付け根がふくらみ始めている
  • 実の色づきの時期がまだ先

すぐ手を打つとき

  • 実のついた樹の土が乾ききっている(実が落ちる前に水を与える)
  • 次の花の時期が近い(雄木や別品種を用意する)

弱ってしまったときの手順は盆栽が枯れそうなときの対処で説明しています。

くわしく読む

手当てに使うもの

雄木(受粉用)

ウメモドキなど雌木と雄木が別の樹で、花の時期に雌木の近くに並べる

鉢・土・道具を樹に合わせてまとめて選ぶときは鉢・土・道具をそろえるが使えます。

ほかの症状から調べる

届いたばかりの盆栽ならはじめての1か月ガイドもあわせてご覧ください。