盆栽の葉がしおれる・垂れるとき
しおれは水切れのサインのことが多いのですが、根が傷んで水を吸えないときも同じように見えます。水を与える前に、必ず土を触って確かめます。
今すぐやること
- 1土を触って、乾いているか湿っているかを確かめる
- 2乾いていれば日陰に移し、鉢ごと水に沈める
- 3湿っていれば水は足さず、風通しのよい明るい日陰に置く
- 4受け皿に水がたまっていれば捨てて外す
季節と置き場所で絞り込む
- 土が乾いて鉢が軽いなら水切れです。夏、小さな鉢、留守のあとに多く起こります。
- 土が湿っているのにしおれるなら、根腐れや根詰まりで根が働いていない可能性があります。
- 真夏の昼だけしおれて夕方に戻るなら、暑さで水の流れが一時的に追いつかない状態です。
- 植え替えや強い剪定の直後なら、根が減って水を吸う力が落ちています。
考えられる原因(多い順)
01水切れ
多いとき梅雨明けから9月上旬。小さな鉢・浅い鉢・素焼きの鉢、留守にしたあと
- 確かめ方
- 鉢を持ち上げて軽いか、土が鉢の縁から縮んでいないかを見ます。
- 対処
- すぐに日陰に移し、水を張ったバケツに鉢ごと沈めて、泡が出なくなるまで置きます。しばらくは2回に分けて水を与えると全体に行き渡ります。
02真夏の昼の一時的なしおれ
多いとき真夏の日なた。葉の薄いもみじ・欅など
- 確かめ方
- 夕方に葉の張りが戻るかを見ます。戻るなら大きな心配はいりません。
- 対処
- 毎日続くなら、午後の日差しを遮る場所に移します。昼に水を与えるときは日陰に移してから、冷たい水で与えます。
03根腐れ
多いとき毎日水を与えていた、受け皿に水がたまっていた、日当たりが悪い
- 確かめ方
- 土がいつも湿っていて、においがしないかを見ます。下や内側の葉から黄色くなっていることもあります。
- 対処
- 水やりを止め、雨の当たらない風通しのよい明るい日陰に置きます。鉢の中まで乾いてから水を与え、春や秋の適期なら傷んだ根を切って植え替えます。
04植え替え直後・根を切ったあと
多いとき植え替えから2〜3週間以内
- 確かめ方
- 最近植え替えたか、根を多く切ったかを思い出します。
- 対処
- 強い日差しと風を避けた明るい日陰に置き、表面が乾いたら与える普段の水やりにします。肥料は新しい芽が伸びるまで与えません。
05根詰まり
多いとき何年も植え替えていない
- 確かめ方
- 水が表面にたまって染み込まない、鉢底から根が出ている、を見ます。
- 対処
- 次の植え替えの適期に根を整理します。それまでは竹串で土に穴を開けて水の通り道を作ります。
関東の平地を想定した一般的な目安です。原因が分からないまま、肥料・活力剤・薬剤をまとめて与えるのは避け、一つずつ変えて様子を見てください。
様子を見てよいとき・すぐ手を打つとき
様子を見てよいとき
- 真夏の昼だけしおれて、夕方には戻る
- 植え替え直後で、新しい芽はしおれていない
- 水切れの手当てをして、数時間で葉の張りが戻った
すぐ手を打つとき
- 土が乾ききって、葉先が茶色くなり始めている
- 土が湿っているのにしおれが続く
- 新芽の先まで垂れて、夕方になっても戻らない
弱ってしまったときの手順は盆栽が枯れそうなときの対処で説明しています。
くわしく読む
ほかの症状から調べる
届いたばかりの盆栽ならはじめての1か月ガイドもあわせてご覧ください。