盆栽の葉が黄色いとき
季節によっては自然な変化のこともあり、原因が違えば対処が逆になります。どの葉が、いつ、どのくらいの速さで黄色くなったかから絞り込みます。
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今すぐやること
- 1季節と、黄色くなった葉の位置(古い葉か、新しい葉か、日の当たる面か)を確かめる
- 2土を指で触り、湿ったままか乾ききっているかを見る
- 3受け皿に水がたまっていれば外す
- 4葉の裏に細かい斑点や糸がないかを見る
季節と置き場所で絞り込む
- 秋で、古い葉からゆっくり黄色くなるなら、落葉樹の紅葉や松の古葉の自然な変化です。
- 梅雨や、室内・日の当たらない場所に置いているなら、水のやりすぎ・日照不足が先に疑われます。
- 真夏で、短い間に全体が黄色くしおれるなら、水切れか根の傷みです。
- 何年も植え替えていないなら、根詰まりも候補に入れます。
考えられる原因(多い順)
01自然な黄葉(落葉樹の秋・松の古い葉)
多いとき秋。もみじ・欅・銀杏、黒松・五葉松の古い葉
- 確かめ方
- 古い葉や内側の葉から、季節に合わせてゆっくり進んでいるかを見ます。松なら枝先の今年の葉が緑色かを確かめます。
- 対処
- 心配はいりません。黄色くなった葉は自然に落ちます。気になる葉は、手で軽く引いて取れるものだけ取ります。
02水のやりすぎ・根腐れ
多いとき梅雨・冬。毎日決まった時間に水を与えている、受け皿を使っている
- 確かめ方
- 何日たっても土が湿ったままか、表面に緑色の藻が出ていないか、酸っぱいにおいがしないかを見ます。下や内側の古い葉から黄色くなるのが特徴です。
- 対処
- 表面が乾いてから与えるように間隔をあけ、受け皿は外します。雨の当たらない風通しのよい明るい日陰に置き、鉢の中まで乾いてから水を与えます。
03日照不足
多いとき室内に長く置いている、北向きや日の当たらない場所
- 確かめ方
- 内側の葉から黄色くなり、枝がひょろひょろと間延びしていないかを見ます。
- 対処
- 屋外の明るい場所に戻します。急に直射日光に当てると葉焼けするので、1〜2週間かけて明るい日陰から日なたへ慣らします。
04水切れ
多いとき梅雨明けから9月上旬。小さな鉢、留守にしたあと
- 確かめ方
- 鉢が軽く、土が乾ききって鉢の縁から縮んでいないかを見ます。全体が短い間に黄色くなり、しおれます。
- 対処
- 日陰に移し、鉢ごと水を張ったバケツに沈めて土全体に吸わせます。黄色くなった葉は戻りませんが、芽が生きていれば新しい葉が出ます。
05根詰まり
多いとき2〜3年以上植え替えていない
- 確かめ方
- 水が表面にたまって染み込みにくい、鉢底の穴から根が出ている、下の葉から黄色くなって落ちる、が重なっていないかを見ます。
- 対処
- 春の植え替えの時期に、根を整理して新しい土に植え替えます。真夏や真冬は時期を待ちます。
06肥料不足・土の傷み
多いとき長く肥料を与えていない、土が古く崩れている
- 確かめ方
- 新しい葉が全体に薄い黄色か、葉脈だけ緑に残っていないかを見ます。
- 対処
- 生長期の春と秋に、ゆっくり効く固形肥料を鉢の縁に置きます。葉脈だけ緑に残るときは、適期に新しい土へ植え替えるのが確実です。根が弱っているときは肥料を与えません。
07葉焼け・ハダニ
多いとき夏の西日、室内から急に外へ出した。乾燥した軒下
- 確かめ方
- 日の当たる面だけ黄色〜白っぽいなら葉焼け。葉の裏に細かい斑点や細い糸があればハダニです。
- 対処
- 葉焼けは午後の日差しを遮る場所へ移します。ハダニは夕方に葉の裏まで水をかけると数を減らせます。多いときは園芸用の薬剤を、ラベルの表示どおりに使います。
関東の平地を想定した一般的な目安です。原因が分からないまま、肥料・活力剤・薬剤をまとめて与えるのは避け、一つずつ変えて様子を見てください。
様子を見てよいとき・すぐ手を打つとき
様子を見てよいとき
- 秋に、古い葉から季節に合わせてゆっくり黄色くなっている
- 枝先の新しい葉は緑色で、新しい芽も動いている
- 届いて数週間のうちに数枚だけ黄色くなった(環境の変化によるもの)
すぐ手を打つとき
- 新しい葉まで黄色くなる、季節外れに一気に進む
- 土がいつまでも乾かず、においがする
- 黄色くなると同時に葉がしおれている
弱ってしまったときの手順は盆栽が枯れそうなときの対処で説明しています。
くわしく読む
手当てに使うもの
植え替え用の用土
水はけのよい新しい土に替える。はじめてなら盆栽用の配合土で十分です
置き肥(固形の肥料)
肥料不足のときだけ。春と秋に鉢の縁に置き、弱っている樹には与えない
鉢・土・道具を樹に合わせてまとめて選ぶときは鉢・土・道具をそろえるが使えます。
ほかの症状から調べる
届いたばかりの盆栽ならはじめての1か月ガイドもあわせてご覧ください。