盆栽の枝が枯れるとき
枝先が枯れていても、幹に近い部分が緑なら、そこから下は生きています。どこまで枯れているかを確かめてから、切る位置を決めます。
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今すぐやること
- 1枝先から順に皮を爪で少しだけ削り、どこまで緑色かを確かめる
- 2土を触って、乾いているか湿っているかを確かめる
- 3すぐにすべて切らず、新しい芽が出てどこまで生きているかが分かってから切る
季節と置き場所で絞り込む
- 夏に急に枯れたなら水切れ、冬に枝先から枯れたなら寒風や凍結が先に疑われます。
- 内側や下の細い枝だけが枯れるなら、日が当たらなくなったことによる自然な枯れのことがあります。
- 土がいつも湿っているなら、根腐れで根が働いていない可能性があります。
- 根元から木くずが出ているなら、カミキリムシの幼虫を疑います。
考えられる原因(多い順)
01水切れ
多いとき梅雨明けから9月上旬、小さな鉢
- 確かめ方
- 枝先から順に、皮を爪で少し削って中の色を見ます。緑色なら生きています。
- 対処
- 鉢ごと水に沈めて土全体に吸わせ、明るい日陰で様子を見ます。
02内側の枝の日照不足
多いとき枝葉が茂って内側に日が届かない、鉢の向きを変えていない
- 確かめ方
- 枯れているのが内側・下側の細い枝だけかを見ます。
- 対処
- 枯れた枝は付け根で切ります。混み合った枝を整理して、内側にも日と風が通るようにします。
03寒風・凍結
多いとき冬、北風の当たる棚、小さな鉢
- 確かめ方
- 冬のあとに枝先から枯れていないか、朝に土が凍っていないかを見ます。
- 対処
- 霜と北風の当たらない軒下や棚の下段へ移します。ミニ盆栽は発泡スチロール箱にまとめます。
04根腐れ
多いとき土がいつも湿っている、受け皿を使っている
- 確かめ方
- 土のにおいや乾き方を見ます。根の先が黒く柔らかいなら傷んでいます。
- 対処
- 水やりを控えて乾かし、春や秋の適期に傷んだ根を切って植え替えます。
05害虫(カミキリムシの幼虫など)
多いとき根元から木くずが出ている
- 確かめ方
- 幹の根元や枝の付け根に穴や木くずがないかを見ます。
- 対処
- 購入した盆栽園などに相談すると確実です。
関東の平地を想定した一般的な目安です。原因が分からないまま、肥料・活力剤・薬剤をまとめて与えるのは避け、一つずつ変えて様子を見てください。
様子を見てよいとき・すぐ手を打つとき
様子を見てよいとき
- 幹に近い部分の皮の中が緑色
- 枯れたのが内側の細い枝だけで、外側の枝は元気
すぐ手を打つとき
- 幹の根元まで皮の中が茶色い
- 枯れが数日で幹のほうへ広がっていく
- 根元から木くずが出ている
弱ってしまったときの手順は盆栽が枯れそうなときの対処で説明しています。
くわしく読む
手当てに使うもの
盆栽ばさみ
枯れた枝や傷んだ葉を、生きている部分の少し上で切る
鉢・土・道具を樹に合わせてまとめて選ぶときは鉢・土・道具をそろえるが使えます。
ほかの症状から調べる
届いたばかりの盆栽ならはじめての1か月ガイドもあわせてご覧ください。